私は、幼少期から何度となく
生きづらさを感じることがありました。
その度に、こんな自分はダメだ。
今の自分を変えなきゃという心境になり、
余計落ち込む。というような状況に
なっていきました。
まさしく、生きづらさを感じてしまう
心境です。
このような状況が続いてしまうと、
普段の生活自体が苦しくなるし、
もちろん、仕事でも成果がでなくなります。
■生きづらさを感じる根本原因
私は、この状況を何年も返してきました。
その中で、生きづらさを感じる根本原因は何か?
を考えるようになりました。
自分が生きづらさを感じている時の
パターンを振り返ると、ある共通点が発見
できました。
そのような時、多くのケースで私は、
「自分はダメな存在だ」と
自分のことを責めていたのです。
起こっている出来事に対して、
自分を責め続けることで、
生きづらさを感じていた私は
この自分責めの癖を克服しようと
思うようになりました。
■失敗してはいけないという思い込み
まず、自分責めをしてしまうことを
克服したいと思った私は、
どんな時に、「自分責め」が発生するのか?
を考えてみました。
何か物事がうまくいかなかった時で、
誰かに迷惑をかけてしまったり、
注意されたり、
時には怒られたりした時だったのです。
ですから、いつも自分責めを
しているというよりは、その出来事が起こった時に
やってしまう癖でした。
この癖が発生してしまう理由は、
私の中で、ある考え方が強くあったからです。
「失敗するのはよくないことだ」
「人に迷惑をかけてはいけない」
失敗や迷惑をかけることは「悪」であり、
やってはいけないことという
強い思い込みがあったのです。
この思い込みが極端に強かったことで、
ちょっとした失敗やうまくいかなくて、
周りに迷惑をかけた時に、
激しい自分責めが発生しました。
なんて自分はダメなのだ。
⇒こんな自分だから、これからも
うまくいくはずがない
未来の自分への不安も余計強くなり、
どんどん生きづらくなったのです。
■人間が磨かれる時とは?
この生きづらさの根本原因を解決するには、
「失敗してはいけない」という強い思い込みを緩めることの重要性を心理療法から学びました。
そもそも失敗するということ自体が、
いつも、悪なのか?ということです。
どんな思い込みも極端だと弊害が出てきます。
バランスを取っていくことが重要です。
もちろん失敗は、その時だけ見れば
良くないことといえるかもしれません。
ただ、振り返れば、失敗から学べること
失敗があったから成長できたこと
がたくさんありました。
人間が磨かれるときというのは、
実は、「失敗やうまくいかない時から」
なのかもしれません。
■体験を次に活かす為の問いを持つ
そのような想いに変わると、
失敗やうまくいかないことも大切だ。
と思えるようになりました。
そのような想いに変わると、
失敗やうまくいかない体験をした時の
自分自身の反応に
変化が起こるようになったのです。
これまでは、「失敗してはいけない」
⇒「失敗した自分はダメな存在」となり、
自分を責め続けて、苦しくなっていたのです。
それが、「失敗やうまくいかない時こそ、
成長できる」という思い込みに変わったことで
「この失敗体験を通じて、今後どうしたらよいか?」という問いを持つようになったのです。
今後、うまくいくための原因は追究しますが、誰が悪かったか?の責任の追及はせず
改善に行動に向かうようになったのです。
必要以上に失敗やうまくいかないことを
恐れなくなり、行動することができる。
仮にうまくいかなくても、そこから何かを学び、行動することで、自分が磨かれます。
このようなサイクルで、「自分責め」を
する機会が減ることで、少しずつ生きやすく思える時間が増えてきました。
■まとめ
生きづらさの原因は、「自分責め」から
始まっていることが多いのです。
そして、自分責めをするきっかけの多くは、「失敗」「うまくいかなかった体験」であることも多いはず。
この流れを断ち切るには、
まず、「失敗」「うまくいかない」=悪
という極端な思い込みを
緩めてみることをお勧めします。
そして、自分責めや他人責めに嵌らず、
冷静に原因を分析し、次の手を打つ。
この方向性で生きていくことで、
結果的に「生きづらさから脱出する」だけでなく自分自身が磨かれる生き方になります。
皆さんも、一度しかない人生、自分の本来の力を発揮できる「心の土台」を再構築しませんか?
生きづらさから解放され、
自分らしい働き方をしたい方を応援しています。