メッセージ 書評

空より高く by 重松 清 ~レッツビギン さあ、何か始めよう~

今回は、高校3年生が主人公の青春群像劇の紹介。

「空より高く」 重松 清

主人公のネタローたちは、廃校が決まった東玉川高校最後の生徒。

平凡な高校生として、それなりに楽しくやっていた。

 

そんな時赴任してきた熱血中年非常勤講師・ジン先生

との出会いで彼らの残りの高校生活に変化が起こり始めます。

 

東玉川高校、通称「トンタマ」は、特徴のあまりない普通科高校

 

そこで平凡な高校生活を送るネタロー達の所に

熱血教師が現れる。

 

なんともベタな昭和の青春ドラマのような展開です。

 

ただ、重松清さんの手にかかると、大人でも面白く、

考えさせられる小説になるからすごいです。

 

今回は、この小説をどんな視点で読むと面白いか?

僕なりの解釈でご紹介します。

1. 自分の高校時代に重ね合わせる懐かしさを感じながら読む

僕は、今40歳ですが、高校時代は昔のようで、

少し前のような気もします。

 

あの頃の感覚・感性をもう一度呼びこしてくれる。

そんな気持ちに読んでいるとなります。

 

自分も高3の時、不安だったなとか、あの頃、部活に

一生懸命だったなとか。

 

戻れないけど、あの頃に戻ったような感覚になります。

もう一度、高校生の頃の気分に浸ってみたい方、必読です。

2. 親として子供との関わり方を考えながら読む

僕の息子は、今3歳で高校生になるまでには時間がありますが、

自分の息子が高校生の時期になった時、どう関わろうか?

 

そんなことを考えさせられます。

 

子供でもないけど、まだ大人でもない。

 

そんな時期で、周りの大人達に対して、批判的な目も

向けやすい時期。僕自身がそうでした。(笑)

 

そんな時期に親として、子供とどう関わるのか?

 

これが正解なんてものはないので、感性を研ぎ澄ませながら、

自分なりの答えを見つけていくしかないですが。

 

この小説の中でジン先生が言った

「大人は子供から見て格好悪い存在でもいい」

 

というフレーズは、特に印象に残りました。

 

大人になると、色々な現実を見て、希望や夢を失いがち

になりますが、それでもあきらめずに何かにチャレンジする。

 

そんな姿勢を見せることが、親としても大事なことかな

と思いました。格好悪くてもいいから。

 

3. 自分自身のこれからの人生に重ね合わせて読む

登場人物、1人1人の人生を自分に重ね合わせたり

将来への葛藤や不安を感じている姿を想像します。

 

まるで、自分自身の過去や現在の状況と似ている部分

も沢山あります。

 

自分が、ジン先生の立場だったら、何て伝えるかな?

 

自分が、ネタローの立場だったら、どんな行動取るかな?

 

そんな風に想像します。

 

その上で、僕自身のこれからの人生、どうしたい?と

考えさせられるのです。

 

「レッツ・ビギン」ジン先生の合言葉ですが、

何かを始めるのに遅いことはない。

 

やりたいと思ったことはやってみたらいい。

失敗してもいいから。

 

そんなことを自分に投げかけていました。

 

まとめ

重松清さんを中心に小説を久しぶりに読み始めました。

 

社会人になってからは、ビジネス書や自己啓発書を

読む機会が多かったのですが。

 

小説から自分の人生に置き換え、これから取り組むことや

やってみたいことが出てくることもあるのだと分かりました。

 

自分自身40歳になり、親になり、色々なことも経験し

小説の読み方も変わってきたのかもしれません。

 

「レッツビギン」

今年になってから、ランニングにブログと新しいことを

やり始めました。

 

やってみようと思ったことを行動してみると、

何かしらの変化が自分の中で起こります。

 

周りから見たら、気づかないような変化かもしれない。

 

でも、自分の中では、何かが変わった感覚がある。

 

この積み重ねが人生が変わる。生きがいと言えるのかも

しれません。

 

まだまだ、答えは出ませんが、「やってみたい」という感覚

を大切に、行動してみる。

 

この小説を読んだ体験から気づかされました。

 

ただ、面白いだけではなく、自分自身への勇気づけ

新しいことに挑戦するパワーが欲しい人におすすめの一冊です。

 

「空より高く」 重松 清

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